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【お部屋探しの流れ】物件探し~契約・入居までの手順を徹底解説!

学生、新入社員、同棲カップル、新婚夫婦、ファミリー。

不動産会社で働いていて、はじめてお部屋を探すひとはたくさんいます。

部屋探しをはじめようと思うけど、なにから手をつけていいかわかりません!友達も家族も詳しくないから聞いてもわからないし、かといっていきなり不動産会社に行くのも怖いです(>_<)                

はじめて部屋探しをする方にとってわかりやすい記事を心がけました。

大まかな流れは、もくじを見ていただければなんとなくわかると思います。

順を追って説明していきますので、記事を読み終わった後に改めてもくじを見ていただければ、より理解が深まると思います。

それでは見ていきましょう。

目次

部屋の条件を考える

あなたは自分が住みたい部屋の希望が決まっていますか?

といっても「住みたい部屋=自分が住める部屋」ではありません。

どういうことかというと、住みたいだけで希望を出していったら、おそらくほとんどの人が予算オーバーしてしまいます。

それでは、どういうふうに部屋の条件を決めていけば良いのでしょうか?

優先順位を決めよう

家賃、エリア、築年数、間取り、設備。

お部屋を決めるのに見るべきポイントはいくつかありますが、まずは上限の家賃を決めましょう。

誰しも、毎月払える金額は絶対に決まってますので「どんなに設備や立地が良くても上限はこのくらい」という目安を決めておきましょう。

目安は毎月の「収入の3分の1」と言われますが、あくまで目安です。

他にお金を使わず、住むことにお金をかけたい方は3分の1以上でもいいですし、逆に他にもお金をかける方は抑えたほうが良い場合もあります。

家賃の次はエリアです。

職場からの距離、実家からの距離、恋人からの距離とエリアを決めるのにも様々な要素があります。

場所を移動する必要があるから、引っ越しをする方が大半なはずなので、エリアは初めのうちにある程度は絞っておきましょう。

ここをあいまいにしておくと部屋を決めるのに時間がかかってしまう傾向があります。

あとは、築年数、間取り、設備などの各条件から、優先順位の高いものを決めていきましょう。

「絶対に譲れない条件」と「満たしてたらいい条件」と分けて考えたら決めやすいです。

物件をネットで探す

希望条件が決まったら、実際にネットを使って探してみましょう。

ネットの不動産検索サイトっていろいろありますよね。

SUUMO、HOMEs、アットホーム、各不動産会社のサイト・・・。

順番に探していくのも骨が折れます(^^;)

そこでおススメなのがまとめサイトのニフティ不動産

SUUMOやHOMEsなどのさまざまなポータルサイトの物件情報が網羅されてます。

物件数はなんと1万件を超えます。

ちまちま個々のサイトで探す手間が省けるのでおススメです。(^^♪

物件を問い合わせてみる

気になった物件がサイトで出てきたら、問い合わせをしてみましょう。

メールで連絡してみましょう。

メールか電話での連絡になりますが、苦ではない方はメールをおススメします。

理由は2つあります。

1.営業マンや会社の質がうかがえる

メールだけで営業マンや会社の質を見抜くのにはポイントがあります。

・メールの返信の早さ

通常は、当日のうちに返信があります。

数日間放置されるようなことがあれば、他の会社へ問い合わせをおススメします。

内容がテンプレートではないか

最初の返信は自動返信の場合があったり、部分的にテンプレートを使う場合はもちろんあります。

ただ、全てテンプレートを使ってる場合もはよくないです。

他のメールからコピペしたものを使い、宛名が間違ってることもあるので、よく内容を確認してみて下さい。

2.物件資料を送ってもらえる

物件をメールで問い合わせをした際に、希望条件、優先順位を伝えましょう。

そのうえで、伝えた条件に近い物件を送ってもらいましょう。

ネット上にない物件を紹介してもらえる可能性があるからです。

それは、物件を隠してるわけではなく、空き予定の物件のため、まだネットに掲載してないことがあるからです。

ネット上に載ってなくて、自分の条件に合った物件が見つかればラッキーです。

ただ、100%条件に合う物件を待ってたらキリがないので、ある程度は折り合いも必要です。

不動産会社に行く

気になる物件があったら、不動産会社に行きましょう。

現地待ち合わせで内見する方もいますが、不動産会社へ行くことをおススメします。

理由は2つあります。

1.店舗や事務所の雰囲気がわかるから

2.複数内見する場合、一緒に回ったほうが効率が良い。

店舗や事務所の雰囲気がわかるから

店舗や事務所の雰囲気を観察することは大切です。

・ 整理整頓されているか

・掃除が行き届いているか

・来客スペースから、売上表が見えないか

一見、表面上の対応が良いように見えても、上記のような条件にあてはまらない会社はあまりおススメしません。

部屋を借りる際は、契約書などの書類を扱うので、整理整頓されてないとしっかり管理されているか疑わしいものです。

店長や詳しい人に対応してもらうようハッキリ伝えよう!

初めてお客様とメールや電話、来店対応をした営業マンが引き続き対応することが多いです。

お客様の多くは、そのまま対応され、多少不満が出てきたしても契約までいってしまうことがあります。

そこで、来店の前に思い切って店長や詳しい人に対応してもらうようハッキリ伝えましょう!

「え?そんなの図々しくない?」

と思う方もいるかもしれませんが、理不尽な要求ではないですし、安い買い物ではないのでそういった心配をする必要はありません。

ただ、頼む前にひとこと、「部屋探しがはじめてで不安で・・・」と前置きしておくとよりスムーズに話が進みます(^^)

注意点としては、中にはタイミングが悪いと希望が通らない場合があります。

繁忙期や土日で予約が埋まってしまったり、スタッフの人数が足りなかったり・・・。

ただ、よっぽど一方的にお客様の日程の希望を通すという形でなければそこまで心配する必要はありません。

内見する

内見の前に準備しておきたいことをご紹介します。

見学前には、家具、家電のサイズを測っておこう。

かなり重要なことですが、意外と準備してない人が多いです。

洗濯機、冷蔵庫、ソファ、ベッド、テレビ・・・。

チェックしなければならないものはたくさんあります。

「狭い部屋から広い部屋の引っ越しだし、全部入るでしょ」

と思う方も中にはいます。

しかし、部屋全体は広くても、冷蔵庫スペースや洗濯機スペースなど個別には狭い場合もありますし、逆に家具が小さすぎて全体のバランスが悪くなる場合もあります。

内見に行ってから「やっぱ測ってみよう」と再内見するのは2度手間なので、あらかじめ準備して一度で済ませてしまいましょう。

アプリなんかもあるのでおススメです。

部屋探しをする上で、方角、湿度、採寸などさまざまななアプリが出ているので、事前にダウンロードしておきましょう。

室内だけでなく周辺環境(近所や共用部分)もチェックしよう!

「室内はバッチリだし、さあ帰ろう」なんて方は意外と多いです。

周辺環境もしっかりチェックしましょう。

目的は2つあります。

1.管理会社がしっかりしているか

2.入居者の質は悪くないか

以下の項目をチェックすることで、この2つが確認できます。

・駐輪スペースはきれいか(違法車両があったり、きちんと並べられてなかったりしてないか)

・階段や通路にゴミは落ちてないか

・ゴミ置き場はきれいか

・郵便ポストの周りにチラシが散らかってないか

・掲示物に騒音などの注意事項が貼られてないか

おもにこのような項目をチェックすれば、その物件の総合的な「質」が判断できます。

申し込みをする

・必要書類は?

不動産会社によって違いますが、大半は免許証と保険証があれば大丈夫です。

何も持ってかなくていい場合もあるのですが、しっかり準備しておいた方が無難です。

可能であれば、住民票や給与明細もあれば不動産会社側としては手続きがスムーズに進みますし、オーナー様に条件の交渉もしやすくなります。

・認印

・免許証、保険証

・住民票(直近3ヶ月以内が多い)

・給与明細(直近3ヶ月分が多い)または源泉徴収票

面倒でなければ、申し込みの時点ではこれだけ揃えておけばまず大丈夫です。

どちらにしろ、契約段階になってから必要になってくるのであらかじめ準備しておいたほうがあとでバタバタしないで楽ですよ(^^)/

補足:マイナンバーカードをもっておくと便利

書類関係の提出のやりとりをしていてわかるのは、意外とマイナンバーカードをもっていない方が多いということ。

役所で手続きをすればすぐ手に入りますし、持ってるといがいと便利です。  

身分証明書のかわりになる。

社会人の場合、顔つきの身分証明書は運転免許証以外にパスポートくらいです。

運転免許がない方などは、マイナンバーで大体代用できます。

コンビニで住民票や印鑑証明を発行できる。

個人的に、これが一番楽になったメリットです。

基本的には6時半から23時までコンビニで発行できます。

端末を使うのですが、操作はATMと同じです。

「カードを入れてガイドに沿ってボタンを押してくだけ」。

窓口と違って、書類に記入したり待つ必要もないので楽ちんです(^^♪

本当はアプリで全部できればいいのですが・・・笑

未成年の場合

未成年の場合だと、状況によって必要書類をはじめ、入居の条件が変わってきます。

・結婚してるかどうか

・学生かどうか

・働いてるかどうか

18歳を過ぎていれば、免許は取れますし、住民票は誰でも手に入ります。

ただ、そもそも親の同意がなければ入居審査自体が厳しい場合がありますので、事前に確認が必要です。

審査を待つ

申し込みをしたら保証会社の入居審査があります。

審査では、申し込みした方を総合的に判断し、入居しても良い人物かどうかを決めます。

・過去にクレジットカードや携帯電話の滞納をしてないかどうか

・ローンの残債がどれくらいあるか

・家賃を払っていけるだけの収入があるか

・高齢過ぎてはいないか

・緊急連絡先は身元のしっかりしてる人か

さまざまな要素から審査を進めますが、審査落ちたとしても、その明確な理由は不動産会社はわかりません。(だいたい予想がつく場合は多いです。)

一番重要と言われてるのは、「過去にクレジットカードの滞納がないか」です。

滞納したことある人が家賃を払っていくのは厳しいですからね。

ちなみに、保証会社にもよりますが滞納の回数は3回までと言われてます。

心当たりのある方は、契約者を変えることがほとんどです。

重要事項説明・契約手続き

審査が通過したらいよいよ契約手続きに入っていきます。

ほとんどの場合、重要事項説明は契約と同じ日に行います。

しっかりした営業マンだと、審査通過~契約日までの間に、重要事項説明書と契約書をメールで送ってくれます。

また、契約日に提出する書類の確認をし、当日に備えましょう。

ほとんどの人がしっかり聞いてないから聞こう!

契約書の前に、重要事項説明の手続きをするのですが、意外としっかり聞いてない方が多いです。

宅建業法で説明が義務付けられてるもので、内容は借り主もしっかり確認しなければなりません。

万一、トラブルがあって「話を聞いてませんでした」は通らないので、時間は少しかかりますがしっかり聞きましょう。

初期費用の入金をする

初期費用の入金は契約が終わったら手続きをしましょう。

中には「契約日までに振り込んで欲しい」という業者もありますが、業法違反ですので、拒否して大丈夫です。

初期費用についての詳細の記事も併せてご覧ください。

不動産転職の備忘録
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引っ越しの準備をする

契約、入金が終わったらいよいよ入居に向けての準備です。

一通りリストアップしました。

・転送・転出届けを済ませる。

・退去手続きをする

・家具家電を購入する。

・採寸をしておきましょう。

・引っ越し会社に問い合わせる。

・銀行やカード会社に住所変更の連絡をする。

・ライフラインの連絡をする

ザっとあげただけでもこれだけ(^^;)

正直、部屋探しから契約までよりも手間です。

役所や郵便局、家電量販店など足を運ばなければならないイメージがありますが、郵便やオンライン申請も可能になってきました。

なるべく足を運ばず、1つ1つオンラインや郵送で手続きしていくのが、シンプルですが混乱を防げます。

いざ入居へ

鍵渡し

不動産会社によっては、入居日より前に手続きしてくれる場合があります。

鍵渡しは、ごみの出し方や駐車場の場所、インターネットやセキュリティ等のサービスの説明をします。

入居後の手続き

入居前の手続きだけではなく、入居後も手続きがあります(^^;)

全部の手続きには時間がかかるので、いっそ代行サービスとかあったらいいといつも思うのですが・・・。

・運転免許証の書き換え

・車庫証明書の発行

・転入届

・自動車、バイクの登録変更

・国民年金、国民健康保険の手続き(加入している場合)

近隣や大家さんへのあいさつは?

時々ある質問ですが、結論からいうと、「してもしなくてもいい」です。

契約書にはオーナー様の情報の記載があるので、行こうと思えば行けますが、挨拶に行く方は少数です。

近隣なんかも、する方はかなり少ないです。

特に女性の場合はトラブルになりやすいので、むしろ控えたほうが無難かと思います。

まとめ

これまで、部屋探しの手続きの流れを説明させて頂きました。

細かい手続きに関しては、お客様や不動産会社、物件によって違うのでその点はご了承下さい。

ただ、どちらにしろおおまかな部分の流れはほぼほぼ同じなので、少なからず参考になるかと。

もし、質問等があれば受け付けていますのでお気軽にご連絡下さいませ。(^^♪

>>お仕事のご依頼はこちらまで

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この記事を書いた人

現役の経営者です。
宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
住宅ローンアドバイザー/日商簿記検定2級
賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務後、独立。

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