- 見積書・請求書を渡されたけど項目が多すぎる。
- 消臭抗菌代って本当に必要なの?
- 消臭抗菌代はいらないから外したい。
- 他にも初期費用でいらないものがあったら外せるか知りたい。
部屋探しをしている人の中には、見積もりや請求金額が想定していた以上に高かったということもあるのではないでしょうか。
「こんなに初期費用が高かったと思わなかった」
「最初に説明されていた費用の他に消臭抗菌などの項目がある・・・」
あなたもこういった経験はありませんか?今回は特に消臭抗菌や消火剤などいわゆる「付帯商品」について解説していきます。
- 付帯商品の種類について把握できる
- 払わなくていい付帯商品の見分け方がわかる
- 初期費用が抑えられる
本記事を読むことによって上記のメリットが得られます。知ってるか知らないかで初期費用が変わってきますので、一通りの知識を把握しておきましょう。
消臭抗菌代など付帯を払いたくない、初期費用を節約したいという場合は仲介手数料無料のサービスを利用するのがおすすめです!オンラインで無駄なお金をかけていないため、実店舗の不動産会社よりも初期費用を安く抑えることができます!

賃貸の消臭抗菌代や消火剤が外せるかは物件によって変わる

「消臭抗菌代や消火剤は付帯商品だから払わなくても良い」
こういった意見がありますが、消臭抗菌代や消火剤が付帯だからといって必ず外せるわけではありません。
それはどこの業者が付帯商品を請求しているかによって変わってくるからです。
請求のパターンは2つ
賃貸契約において、付帯商品を請求する業者は主に2種類あります。
- 仲介会社・・・お客様に賃貸物件を紹介するのが主な業務。アパマンショップやエイブルのような会社です。
- 管理会社・・・大家さんから賃貸物件の管理を任されている業者。大和リビングや大東建託も管理をしています。
基本的に、1の場合は付帯商品は任意なので外せます。もし外せないという場合は他の付帯をつけない仲介会社で契約することもできます。
2の場合、基本的に付帯商品は外せません。
管理会社は大家さんから直接物件の管理を任されているので、どの付帯商品をつけるかは自由だからです。(交渉や付帯商品によってははずせる可能性もあります)
この2つの種類を把握しておくだけでも交渉のしやすさは違います。それは、あらかじめ任意かどうかがわかるからです。
付帯商品の外し方については後半で解説します。
付帯商品について
付帯商品にはいくつか種類があります。仲介会社や管理会社によって違いますが、下記の商品を取り扱う業者が多いです。
- 消臭抗菌代・・・消臭抗菌代は消臭して抗菌作業をする。スプレーを壁紙や空間に噴射
- 鍵交換代・・・前の入居者の鍵から次の入居者用の鍵に交換する費用
- 室内消火剤・・・家庭用の消火剤。SAT119などが有名。金額は1つ6,000円くらい
- 24時間サポート代・・・トラブルがあったときのための緊急駆付けサービス


付帯商品をつける理由
不動産会社が付帯商品をつける大きな理由は収益のためです。
「お客様にきれいに入居してもらうために消臭抗菌をします」という営業マンもいますが、話半分に聞いといた方が良いです。
それならもっと安くていい商品がありますし、任意かどうか自分から説明しますからね。
また、特に仲介手数料が半額や無料にするのが当たり前という風潮になってきたので、その分の収益を確保していく必要があります。
ひどい場合だと、仲介手数料は安くなっても付帯商品が大量につけられ、結果的に仲介手数料1ヶ月分よりはるかに高くなってしまうこともあるので注意です。
付帯商品の問題点
そもそも付帯商品がなぜ注目されるようになってしまったのでしょうか。
そのきっかけのひとつにアパマンショップの消臭スプレー爆発事件があります。この事件によって付帯商品の問題点が浮き彫りになりました。
任意ではないのにつけられる
いままでは付帯商品があたりのように請求時につけられていました。
本当は任意なのにもかかわらず、です。
ほとんどの不動産会社では付帯商品の売上は営業マンの歩合にも反映されます。自分のノルマ達成のために、任意の付帯商品でも「必須です」と通してお客様に請求する営業マンもいるので、余計に不動産業界や付帯のイメージが悪くなるのです。
コスパが悪い(原価が安い)
付帯商品は不動産会社の売上のため、いくらか利益が上乗せされています。
利益が乗っかるのはビジネスである以上は仕方がないことですし、悪いとは思いませんが、消臭抗菌代の場合は高すぎます。
だってファブリーズみたいなスプレーが1本1万円とかですよ。
正直市販の安いもので十分です。
また、アパマンショップの事件にもありましたが、実際は施工していなかったり、適当にやる業者もあります。提供されるかもわからないサービスにお金を払うのは消費者にとってもリスクがあります。
付帯商品の外し方

ここからは、どうやったら付帯商品を外せるのかを解説します。
任意か強制か聞く
一番手っ取り早いのは営業マンに付帯商品が任意かどうか聞くことです。
不動産会社にもよりますが、アパマンショップなど仲介会社は任意の可能性が大です。
注意点
もし任意かどうか仲介会社の営業マンに聞いたときに歯切れが悪かったら注意です。先述したように、自分の売上のために任意でも必須と言ってる可能性があるので注意です。
そういう場合は、管理会社に確認しましょう。管理会社が必須といった付帯以外はすべて任意という認識でオッケーです。
信頼できる不動産に任せる
身も蓋もないですが、一番は安心して任せられる不動産会社や営業マンに任せることです。付帯商品について任意かどうか説明してくれますし、それ以外のサポートもしっかりしています。
ただ、こちらの記事でも解説していますが、実店舗の場合はあまりに仲介手数料を交渉するなどしても嫌かられるので注意が必要です。
いずれにしてもお金だけ優先して部屋探しをしても結局は「ハズレくじ」を引くこともあるので、信頼できる不動産会社を選んでいきましょう。
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